12月15日から20日までさくらサイエンスプログラムで本県を訪れていたインドネシアの大学生や若手研究者らが、本学看護学部の災害看護プログラムを体験しました。
これは国立研究開発法人「科学技術振興機構(JST)」が実施する事業「さくらサイエンスプログラム」の一環として、静岡県がエントリーし本学も協力している事業です。
これは国立研究開発法人「科学技術振興機構(JST)」が実施する事業「さくらサイエンスプログラム」の一環として、静岡県がエントリーし本学も協力している事業です。
○12月16日
小鹿キャンパスにて、看護学部2年生の必修科目「災害看護セミナー」に参加し、体育館で自主防災組織対応訓練のグループワークに取り組みました。通訳と演習の説明サポートをした看護学部4年の鈴木ナタリー紗美さんは、「訓練に用いられる日本語の意味を一つ一つ確認しながら、事例に対してメンバーと意見交換を行っていた。そこから得た学びを母国でも活かして欲しい」と述べました。
小鹿キャンパスにて、看護学部2年生の必修科目「災害看護セミナー」に参加し、体育館で自主防災組織対応訓練のグループワークに取り組みました。通訳と演習の説明サポートをした看護学部4年の鈴木ナタリー紗美さんは、「訓練に用いられる日本語の意味を一つ一つ確認しながら、事例に対してメンバーと意見交換を行っていた。そこから得た学びを母国でも活かして欲しい」と述べました。
小鹿キャンパス体育館での災害看護セミナー
演習に取り組む様子
○12月18日
今井康之学長を表敬訪問し、その後は「防災に役立つお茶」をテーマとした呈茶体験やキャンパスツアー、災害時の支援に関する講義を受講しました。
学長訪問では、パジャジャラン大学との協定関係を再確認し、インドネシア大学との学術交流の深化について意見が交わされました。今井学長は「インドネシアとの協力関係をさらに強化し、災害看護を通じた相互成長を目指したい」と述べ、両国の学術交流の可能性に期待を示しました。
呈茶体験では災害時における日本茶の役割について学び、キャンパスツアーでは災害対策が施された学内環境や実習施設を見学しました。
今井康之学長を表敬訪問し、その後は「防災に役立つお茶」をテーマとした呈茶体験やキャンパスツアー、災害時の支援に関する講義を受講しました。
学長訪問では、パジャジャラン大学との協定関係を再確認し、インドネシア大学との学術交流の深化について意見が交わされました。今井学長は「インドネシアとの協力関係をさらに強化し、災害看護を通じた相互成長を目指したい」と述べ、両国の学術交流の可能性に期待を示しました。
呈茶体験では災害時における日本茶の役割について学び、キャンパスツアーでは災害対策が施された学内環境や実習施設を見学しました。
今井学長(右)に記念品を渡すパジャジャラン大学からの参加者
記念品を渡すインドネシア大学からの参加者
表敬訪問時の記念撮影
呈茶体験の様子
○12月19日
午前は小鹿キャンパスのシミュレーションセンターや実習室等を視察し、成人看護学や基礎看護学の教員と交流しました。インドネシア大学の看護学研究科修士課程のムハンマド?フェルリ?アディティヤさんは、キャンパスの至る所に設置されている災害時用ヘルメットを見て、「学生や教員の防災意識が高いのは、防災対策がなされている学内環境も大きく影響しているのではないか」と述べました。また、公衆衛生看護学演習に取り組む3年生による母子保健の取り組みについての発表を聞いたパジャジャラン大学看護学部のリスティナ?ミルワンティ講師は「学生達のクリティカルシンキング能力が高く素晴らしい」と感心した様子でした。
午後は「災害時における屋内外での転倒や障害物による転倒による外傷予防の取り組み」の体験とインドネシアの医療制度をテーマとしたオープンディスカッションを行いました。外傷予防の取り組みでは、災害時にがれきが散乱していることを想定し、柔道を基にしたケガを軽減させるプログラムを体験しました。オープンディスカッションでは、はじめに参加者がそれぞれの所属する大学やインドネシアの保健システム、教育システムについての発表を行いました。次に、鈴木千智准教授が2004年に発生したスマトラ地震後に現地で行った支援活動について講義を行い、電気がないなかで行った支援活動の困難や被災者の言葉に、参加者は真剣に耳を傾けていました。講義後、鈴木准教授は「国は違っても、同じ看護に携わる者同士、分かり合える部分があったのではないか」と語りました。
外傷予防の取り組みでサポートを務め、講義にも参加した看護学部4年の伊藤智弘さんと平井勇太さんは「準備したプログラムに積極的に参加してもらえ、楽しく教えられた。自分たちがスポーツとして取り組んでいる柔道が、災害という場面で、海外の方にも役立つということに嬉しさを感じた」と感想を述べました。
午前は小鹿キャンパスのシミュレーションセンターや実習室等を視察し、成人看護学や基礎看護学の教員と交流しました。インドネシア大学の看護学研究科修士課程のムハンマド?フェルリ?アディティヤさんは、キャンパスの至る所に設置されている災害時用ヘルメットを見て、「学生や教員の防災意識が高いのは、防災対策がなされている学内環境も大きく影響しているのではないか」と述べました。また、公衆衛生看護学演習に取り組む3年生による母子保健の取り組みについての発表を聞いたパジャジャラン大学看護学部のリスティナ?ミルワンティ講師は「学生達のクリティカルシンキング能力が高く素晴らしい」と感心した様子でした。
午後は「災害時における屋内外での転倒や障害物による転倒による外傷予防の取り組み」の体験とインドネシアの医療制度をテーマとしたオープンディスカッションを行いました。外傷予防の取り組みでは、災害時にがれきが散乱していることを想定し、柔道を基にしたケガを軽減させるプログラムを体験しました。オープンディスカッションでは、はじめに参加者がそれぞれの所属する大学やインドネシアの保健システム、教育システムについての発表を行いました。次に、鈴木千智准教授が2004年に発生したスマトラ地震後に現地で行った支援活動について講義を行い、電気がないなかで行った支援活動の困難や被災者の言葉に、参加者は真剣に耳を傾けていました。講義後、鈴木准教授は「国は違っても、同じ看護に携わる者同士、分かり合える部分があったのではないか」と語りました。
外傷予防の取り組みでサポートを務め、講義にも参加した看護学部4年の伊藤智弘さんと平井勇太さんは「準備したプログラムに積極的に参加してもらえ、楽しく教えられた。自分たちがスポーツとして取り組んでいる柔道が、災害という場面で、海外の方にも役立つということに嬉しさを感じた」と感想を述べました。
シミュレーションセンターにて成人看護学の教員と記念撮影
実習室3にて看護学部3年生と記念撮影
実習室1にて基礎看護学の教員と記念撮影
がれきに見立てたブロックを越える参加者
鈴木千智准教授による講義
記念撮影
(2024年12月26日)